結構簡単!自宅でできるクラフトビールの作り方

原料の知識

 

 

ビールの原料についても、おさらいしておきましょう。実はそれは、モルトエキス、ホップ、イースト菌、という3つだけなのです。ご存知の通り、ビールは主に大麦で作られます。しかし実際に大麦自体からビールの原液(麦汁)を作るのは困難な作業なのです。それでクラフトビールではモルトエキスがよく利用されるのです。

 

これは、自ビールの醸造用に販売されているメーカー品の濃縮麦汁です。濃縮なので、水で薄めると麦汁になります。初心者向けに「モルト缶」というのもあるのですが、これはモルトエキスにホップも入ったものです。種類としては、ピルスナー、ポーター、ウィートなどがあります。そしてこれにはイースト菌も添付されているので、これを使えば便利です。

 

あえて言えば、ホップ添加のモルト缶だと、本当に美味しいビールはできないと愛好家の間では言われているようです。それで初心者向けというわけです。

 

ホップは苦味と香り、いわゆるビール特有の味わいを麦汁に与えてくれます。つまりホップの種類、使用量によって作るビールの味が大きく変わります。基本的にクラフトビールでは、ホップペレット(ホップをペレット状に加工したもの)を煮だして利用します。

 

イースト菌については失敗が少ないドライタイプのイーストから始めるのが無難でしょう。他にはエールタイプ、ラガータイプなどがあります。