結構簡単!自宅でできるクラフトビールの作り方

クラフトビールとは

 

 

さて、まずは「クラフトビールとは?」からおさらいしておきましょう。言ってみればクラフトビールの定義というわけですが、これがそもそもよく理解されていないてんでもあるのです。

 

わかりやすく言えば「一般的なビールとクラフトビールの違い」ということになります。「クラフト」がつくので「工芸的ビール」、「手造りビール」など、曖昧な解釈になってしまうかもしれません。

 

一応、ブルワーズ・アソシエーション(アメリカ)がその定義を成文化しています。小規模である、独立している、伝統的である、という3つの条件を満たす、という内容です。

 

「小規模」とは具体的には年間生産量が約70万キロリットルまでです。これでも家庭レベルからみれば大量ですね。「独立」とは、他の酒造メーカーに所有されていない、コントロールされていないということです。「伝統的」とは、麦芽100%ビールが主力か、その大半が麦芽100%ビールであることとなっています。もちろん、味わいの特徴をつけるために、他の原料を使っている場合もあります。

 

ただし、この定義はアメリカでのことで、そっくりそのまま日本では転用できないでしょう。そもそも規模が日米では大きく違います。そもそも、日本では酒税法の関係で自ビール作りは基本的に禁止されており、逆に欧米では週末の趣味でも自ビール作りが盛んに行われているのです。

 

ただ、日本でも低アルコールのビールやワインを作るキットがクラフトショップでも販売されていて、合法的なノンアルコールビール作りなども楽しめます。自宅で可能なクラフトビールの作り方に進みますが、こうした背景があることをご了承ください。